白いヒゲの老柴犬のイラスト

とも先生

小動物臨床獣医師(一般臨床歴 約10年)

ごあいさつ

はじめまして。獣医師の「とも先生」です。動物病院での一般臨床に約10年たずさわり、たくさんの犬や猫たちの若い頃から老いていく日々まで、そのご家族とともに歩んできました。

診察室でいちばん多く受けてきたのは、実は病気そのものの質問ではなく、「家でどうしてあげたらいいのか」「この治療をどこまで続けるべきか」「そろそろお別れが近いのかもしれない」という、教科書に正解の載っていない相談ごとでした。白くなったヒゲ、ゆっくりになった足どり。老いは病気ではなく、いっしょに過ごしてきた時間の証です。それでも、介護に疲れてしまう夜や、決断を迫られて途方に暮れる日があることを、私は診察室でずっと見てきました。

このサイト「しろひげのきみと」は、老犬・老猫と暮らすご家族が、ひとりで抱え込まずにすむようにと立ち上げた場所です。介護のコツから、治療方針を考えるときの整理のしかた、そして見送ったあとの心のケアまで。診断や処方はかかりつけの先生にお任せしながら、その手前と、そのあとの日々に、獣医師として寄り添えたらと思っています。

わたしが大切にしていること

シニアの子との暮らしでいちばんつらいのは、きのうまで愛らしかったその子が、少しずつ弱っていくのを見ることかもしれません。夜通し鳴き続けたり、これまで見せなかった怒りっぽさが出たり——飼い主さんは戸惑いながら、実際の看病の苦労も背負うことになります。

そんなとき、わたしが何より大切にしているのは、「できること」と「できないこと」をていねいに切り分けることです。老いのすべてを治せるわけではありません。けれど、できないことに気持ちをすり減らすのではなく、いまこの子にしてあげられることに目を向ければ、できることは必ず残っています。正しい情報を手にして、無理に抱え込みすぎず、その上でできる限りのことをしてあげる。その整理のお手伝いをするのが、わたしの役目だと思っています。

とくに力を入れていること

なかでも、認知機能不全——夜鳴きや徘徊、昼夜の逆転、トイレの失敗といった、いわゆる「認知症」の症状のケアに力を入れています。飼い主さんの睡眠や暮らしそのものに直結し、「どう向き合えばいいのか」ともっとも多くご相談を受けてきた分野です。症状の理解のしかたから、ご家庭でできる工夫、動物病院に相談すべきタイミングまで、寄り添ってお伝えできればと思っています。

経歴

2016年

麻布大学 獣医学部 卒業(内科学第二研究室)

2016年

動物病院にて小動物の一般臨床に従事(一般臨床歴 約10年)

2017年11月

まりも動物病院 勤務(現職)

2026年

シニアペットケア情報サイト「しろひげのきみと」を開設

資格・所属

  • 獣医師免許

診療・活動している動物病院

まりも動物病院

診療のほかに

家を空けることが多いので、家では手のかからない熱帯魚やサンゴを育てています。小さな水槽の中にも、ゆっくりと流れる時間があって、眺めているとほっとします。体を動かすことも好きです。

本サイトでの情報発信・個別相談は、上記病院での診療とは別の情報提供サービスとして行っています。個別の診断・治療は、必ず動物病院での対面診療をご利用ください。